
最近は、一般的にも広く知られるようになった「飲む日焼け止め」。
実は、「飲む日焼け止め」の表記は、薬機法上は違法な表現です。
化粧品やサプリメントの広告では、薬機法という法律がルールを定めています。
本来、「日焼け止め」と表現するには、SPFやPAの数値を正確に測らなければいけません。
しかし、飲む日焼け止めに関しては、具体的なSPFやPA値を計測している商品はありません。
実験も、十分な被験者数から取ったデータがありません。
「飲む日焼け止め」として広告しているサプリメントがありますが、実際は違法なのですね。
飲めば日焼け止めの効果があると思わせる表現が、薬機法という法律に抵触しているってわけですね。
なので、「飲む日焼け止め」=「塗る日焼け止め」の代用として考えるのではなく、あくまでサプリメント的な位置づけとして飲んでほしいと思います。
「飲む日焼け止め」はあくまでサプリメントであり、単独で確実な効果を発揮するものではありません。
紫外線をしっかり防ぐには、やはり塗る日焼け止めに勝るものはありません。
ただし、飲んで摂取するからこそのメリットもあるのは事実なので、どちらも併用して使うのが一番おすすめです。